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改めて考える耐震基準:昨夜の地震を踏まえて

公開日:2022/03/17

カテゴリー:不動産を考える

03月16日 23時34分頃、福島県・宮城県で最大震度6強を観測する地震がありました

 

私が住む埼玉県ふじみ野市は“震度4”

それでも大きな地震に不安を感じました。

 

寝ている子供たちに家具が倒れないように抑えました。

念のため寝ているところを移動もさせました。

 

TVをつけると、あんなに大きく感じた地震の震度は【4】

 

福島県・宮城県は震度6
一体どれだけ揺れたんでしょう。

 

 

皆さんが住まれている家の“耐震基準”はどうなってるかご存じですか?

 

1981年6月1日以降に建築確認取得した建物は「新耐震基準」

それ以前に建築確認取得したものは「旧耐震基準」となります。

 

違いを簡単にいうと「震度6.7でも耐えられる建物かどうか」

 

旧耐震基準の場合は

震度5でも耐えられる。そして軽微な修繕で住み続けれられるとあります。

震度6.7については記載ありません。

 

新耐震基準は

震度5の場合は“軽微なひび割れ程度”

震度6.7については“倒壊しない”とあります。

 

この違いは“阪神・淡路大震災”のときに明確に現れました。

小破・中破・大破と破壊の度が上がるにつれて

新耐震基準の建物が明確に安全だと証明されました。

 

“大破”のデータだけ切り取ると

旧耐震基準の建物は新耐震基準に比較すると実に11倍、被害が多くなっていることが分かりました。

 

阪神・淡路大震災での犠牲者の8割以上が、家屋の倒壊等による圧迫死が原因だったとされます。

そして倒壊した建物の多くが旧耐震基準のものでした。

 

 

先ほど耐震基準の基準日について触れましたが

建築確認取得日で別れます。

 

竣工日や完成日ではありませんのでご注意ください。

 

新築戸建てを購入検討の方には、特に心配はありません。

しかし中古戸建を購入検討の方は建築確認取得日については今一度ご注意頂きたいと思います。

 

いつ建築確認を取得したかは

売主様が建築確認の原本を保管していると思います。

もしなければ、役所の建築課などで保管していますので一度問い合わせするのをオススメします。

 

ちなみにふじみ野市の場合は、築年数が古い場合は川越市にある「ウェスタ川越 建築安全課」で建築確認概要書を保管されて場合がありますので、そちらにも合わせて問い合わせするのが良いでしょう。

 

 

安全な家で過ごすのは自分の命だけではなく、家族の命も守れます。

中古戸建を検討しているお客様は今一度、耐震基準を確認してみてはいかがでしょうか?

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