代表インタビュー
不動産業界に入ったきっかけは?
大学卒業後、もう1度大学に行きたいと思って浪人生活をしました。
精神科医になりたくて2年間、頑張ったんですが結果は不合格。じゃ何の仕事をしようかとなった時、うちは実家が不動産・建設業を営んでいるのですが、初めは家業を継ぐ気はなく他の業界に行こうと思っていたんです。でもそれを当時交際中だった今の妻に相談したところ「親の仕事を一緒にやったら?」と言われたのをきっかけに、不動産業界に入りました。
社会人未経験、不動産業も未経験。
なので最初の1年間は「家」を知るためにもと、まずは建築現場に入って。
それから不動産の仕事も覚えていき、実家でスタッフとして10年働いた後、平成28年に独立して田村ハウジングを創業しました。
田村ハウジングはどんな会社ですか? 特徴はどんなところでしょう?
私はどこかの会社に勤めて社会人として揉まれたことがなく、更には豊富な営業経験やコネもない。だから田村ハウジングでは、お客様のために一生懸命やって、新しいお客様とご縁を作れる経営にしたいと考えました。
「自分がお客だったら”こうしてほしい”と思うことをサービスとして提供できる会社であろう」と。
これが私たちの理念です。
たまに大手不動産会社に行く機会があって商談を目にすることがあるんですが、お客様と担当者がとても重い雰囲気で堅苦しい感じで話していることが多くて、私がお客だったら耐えられないなと見るたびに思います。
私はビビリなところがあって、お客様がリラックスしていないと私も緊張してしまいますし、笑顔がないのもつまらない。
だから私は不動産についてしっかりお話するのはもちろんですが、それだけじゃなく何気ない話題でもお子さんの話でもお客様にも気楽にお話いただいて、楽しい時間を過ごしてほしいんです。
そういう時間を共有することで私という人間を知ってもらえたらうれしいし、お客様の安心感にもつながるといいなと思っています。
なんでも気楽に相談できる身近な不動産会社、不動産に詳しい近所のお兄さんと思ってもらえたら嬉しいです。
やりがいを感じるのはどんな時ですか?
他の業者でイヤな思いをして当社に来られたお客様が、ご契約にいたった時に喜びがあります。
イヤな思いをされた方は少なからず、不動産会社に不信感を抱いているので、そうしたお客様が当社を信頼してくださった時にやりがいを感じます。やっぱり自分にできることをと思って一生懸命やった結果、お客様に喜んでいただき「ありがとう」と言っていただけるのが一番うれしいです。
田村ハウジングの今後の展望は?
終の棲家について真剣に取り組んでいます。3年ほど前から行政の福祉課から高齢者、生活保護、障害者といった、いわゆる生活弱者の賃貸物件あっせんの相談を受けるようになりました。
この相談は尽きることがなく、常に相談案件が入ってきます。しかし紹介できる物件は常に少ない状態。相談を受けるようになって、生活弱者を受け入れてくれるオーナーさんや管理会社が極めて少ないことを知りました。彼らが入居する物件は年齢や体力などの条件的に、多くの場合が終の棲家になります。
その家が本当に終の棲家に適しているのか、自分の親が同じ立場でも息子として安心して勧めるだろうか?
といつも疑問を感じていました。
偽善者ぶるつもりはないのですが私は不動産業界にいますから、せめて不動産についてのお手伝いだけでも出来ればと精一杯やっていきたいですね。
お客様に向けてメッセージをお願いします
不動産の売却は、一生で何度も経験することではありませんから「失敗したくない」「騙されていない?」と不安を感じる方が多いと思います。
不安は放っておいても解決しませんから、「こんなこと聞いてもいいの?」ということもためらわず、気楽にどんどん聞いてください。私たちはお客様ために時間を確保しています。
不安なまま進む道よりも安心して進む道の方が良いに決まっていますし、私たちの役目は、お客様の気持ちを十分に理解して、安心して不動産を売却していただくお手伝いをすることだと思っています。
趣味
旅行。特に海外旅行が大好きです。若い頃は一人旅にもよく行きました。
学生時代
高校・大学とラグビーをしていました。高校は東京でベスト8になったこともあります。背の低いメンバーが多かったので、身長162cmの私でもフランカーでした。
休日の過ごし方
妻と買い物に行ってランチをしてゆっくり過ごすことが多いです。子供が学校から帰ってくるまでの限られた時間なので、いつも決まった場所になりますけどね。家族と過ごす時間を大切にしています。